不用品回収業者のチラシやポスティングでは「無料」と書かれたものを見かけると思います。

「なぜ無料で不用品回収ができるのかな？」と疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。

不用品回収には人件費や、処分費用がかかるので無料で不用品回収ができると謳う業者には注意が必要です。

この記事では、3つのパターンについてわかりやすくまとめましたので参考にしてみてください。

不用品買取によって処分費用を相殺している

不用品を回収して処分するのには費用がかかります。

しかし、不用品の中には価値があり売れるものもあるため、不用品買取もすることで処分費用を相殺しているパターンがあります。

例えば処分費用が3万円、買取費用が3万円なら無料で回収が可能ということです。

一部は無料で残りは有料にしている

「無料」と宣伝しているのは一部の対象商品だけで、他は有料にしているパターンがあります。

自社が中古販売で得意にしている商品は無料で引き取り、他のものは有料で回収するというのが典型例です。

悪徳業者で不法投棄している

中には悪徳な不用品回収業者というパターンもあります。

こういった業者は回収した不用品の処分費用をかけないために、どこかに不法投棄をしています。

無料で引き取り、換金できそうなものは換金して、売れないものは捨ててしまうという悪徳業者です。

買い取れる不用品がなければ無料にできないから

まず、不用品回収を依頼した人が処分してもらいたいものの中に、買い取れる価値のあるものがなければ無料にできないからです。

不用品回収業者はボランティアではありません。

買い取れるものがなかったら、無料で不用品回収をすると処分費用がかさんでしまって赤字になることは想像に難くありません。

処分品が多いと無料にすることは難しいから

不用品回収では、処分品が多いと料金を無料にすることが困難になります。

処分費用として合計で3万円かかるときに、買取金額の合計がぴったり3万円になることはほとんどありません。

「不用品回収無料」という場合に実現が現実的に無理なので、誠実な優良業者では「買取対応」や「不用品買取」といった表現をします。

必ず無料にできるという誤解を招く表現は、悪質業者の典型的な手口です。

買取に誠実な業者は個別に見積もりをするから

不用品回収のときに誠実な態度で買取をする業者なら見積もりを個別にするので、偶然の一致がなければ無料にすることはありません。

見積もりを作成するときに回収費用や処分費用を明確にし、買取対象については買取価格を明示します。

個々の品目に対して回収してもらうか、買い取ってもらうかを選べるのが誠実な対応でしょう。

処分にかかる費用が1万円と2万円のものを回収してもらい、3万円の査定価格のものを買い取ってもらったら無料になります。

このような偶然がない限りは無料にならず、少し費用がかかったり、買取代金を受け取れたりするのが普通です。

したがって、最初から無料と明言している業者には注意が必要なのです。