まずはご自身が該当するものがあるかを確認してみてください。

先送り癖がある
物の収納場所を設定していない
もったいなくて何も捨てられない
何でも一気にやろうとしがち
部屋の床に物を置きがち

この5項目の中で、1つでも該当するものがあれば片づけが苦手な可能性があり、数が多くなるほど苦手のレベルが上がってきます。
しかし「自分はできない」と諦める必要はありません。
現時点の状態を把握した上で、片づけに関する正しい知識を知って実践すれば、誰でも改善することは可能です。

ここからは、片づけが苦手な方が取り入れると役立つ7つのコツを解説します。

年末に行う大掃除とは違い、片づけは日々の生活の中で自然に無理なくできる状態が理想です。一気にやろうとすると予定を立てなければならなくなり、結果的に先延ばしになる原因にもなります。
そこで片づけのコツ1つ目は「小さなタスクで片づけタイムを設定」すること。
「毎朝5分間、テーブルの上を片づける」「土曜日はクローゼット整理」「帰宅後は玄関の靴をそろえる」など、小さなタスクを設定することで、片づけが習慣化しやすくなります。まさに「塵も積もれば山となる」。
すぐ終わるので続けやすく、達成感も得られやすいのでおすすめです。

片づけのコツ2つ目は、「日頃からよく使う物は、出し入れがしやすい場所に収納」すること。
たとえば三段収納にしまう際、上段には「頻繁に使うもの」、中段には「時々使うもの」、下段には「めったに使わないもの」など、使用頻度で分けていきます。
さらに、頻繁に使う上段には引き出し用オーガナイザーを入れて、物が取り出しやすくしておくのも片づけやすくなります。

「いつか使うかも」「まだキレイだから」といった理由で紙袋や箱をストックし続けていると、いつの間にスペースの一角を占めるようになり、必要な物が収納できないことがあります。これでは本末転倒です。
片づけのコツ3つ目は、「紙袋や箱はきっぱりと処分」すること。
家中が使わない物だらけにならないためにも、不要な物は日頃からなるべくストックしないのを心がけましょう。

片づけのコツ4つ目は、「収納場所は大ざっぱに設定」すること。
片づけが苦手な方があまりに細かく設定すると、時間が経ってからどこにしまったのかわからなくなり、結果的に物を探す羽目になることも多くなります。
そこで、大まかなグループで収納するのがおすすめです。
「文房具はまとめて引き出し」「衣類下着はここ」など、決まった場所に大まかに収納するようにしましょう。

いつも同じ物を買ってしまうことはありませんか？収納に何が入っているのかわからなくなる位パンパンの状態では、物が増えてしまいがちです。
片づけのコツ5つ目は、「買い置きする時は収納スペースの範囲にする」こと。
日用品や食料品は収納コーナーを見てから買い物をするように心がけましょう。

衣類は2F寝室クローゼット、下着は1F浴室収納、学校の学習用具は1Fリビング、鍵は1F玄関横スペースなど、収納場所が離れていると片づけもひと苦労します。
片づけのコツ6つ目は、「収納場所は思い切って一カ所に設定」すること。
「しまう」と「出す」がスムーズになり、片づけも格段に楽になります。

普段から片づけに苦手意識がある方は、ちょっとした「習慣のせい」かもしれません。
これから紹介する行動を見直すだけでも部屋が散らかりにくくなるので取り入れてみてください。

帰宅してすぐ床にバッグや荷物を置いたりソファーに服を置いたりすると、物をしまう習慣化がされにくくなり、部屋もごちゃごちゃしてしまいます。
できるだけ「ちょい置き」するのを避け、すぐに片づけるようにしましょう。

片づけ上手になるためには、「物をこれ以上増やさない」ことが大事です。
新しい物を購入する時は、本当に必要かどうか、家にないかをよく検討してから決断しましょう。
そして購入する際は、今まで使っていた物を処分するなどして入れ替え、現状より増やさないようにするのがポイントです。

どんなに片づけが苦手でもやり方をマスターすれば、ある程度は誰でも家を片づけることができるようになります。今回ご紹介したコツを身につけて、スッキリ快適な空間づくりに挑戦してみてくださいね。